SNS担当者にとって、動画や画像を活用した投稿は、制作期間を考慮した事前のプランニングが欠かせません。特に年末年始は、多くの企業が工夫を凝らした投稿で注目を集めるタイミングなので力を入れたいところです。本記事では、そんな季節感あふれる投稿のヒントとして、企業アカウントが2024年末から2025年始にかけてX(Twitter)やInstagramで実際に発信した事例を紹介します。ぜひ投稿のプランニングにお役立てください。
SNSプラットフォーム系
Meta(Facebookページアカウント)
>>参考: @Meta 20025/1/3投稿
Meta社の公式Facebookページアカウントです。
年始は2025/1/3に浅草、浅草寺の雷門の画像で投稿していました。この画像は周辺の人たちの顔をぼかしているものでした。投稿文では、プライバシーを守るための時差投稿や、写真や動画に写り込んでいる人や景色によるリスクについて紹介し、加えて回避方法も提案する内容でした。
イベントが多い時期に、ユーザーへの注意喚起を積極的に行う姿勢は、主要SNSプラットフォームとしての社会的責任を果たす好例であり、企業アカウントの運用においても参考にしたいポイントです。

Instagram マーケティング JP(X(Twitter)アカウント:日本語)
>>参考: @FBBusinessJP 2024/12/31投稿
Instagram(Meta社傘下)の日本向け公式X(Twitter)アカウントです。
年末年始の投稿は2024/12/31のみの投稿で、投稿の内容は多くのユーザーが年末年始の特別な瞬間を楽しめるよう、12月のイベントシーズン限定で登場する機能を紹介しています。タイミングよく情報を発信することで、ユーザーの投稿を促し、Instagramの利用を訴求していました。

X(Twitter)(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @XcorpJP 2025/1/1投稿
X(Twitter)社の日本向け公式X(Twitter)アカウントです。
年始の投稿はシンプルな絵文字とテキストのみの投稿でした。12月のクリスマスシーズンからお正月にかけて展開している企業参加型キャンペーン「#XHoliday」に注目が集まるように、プロフィール画面のフィード全体の統一感を意識した工夫と考えられます。

Youtube(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @YouTubeJapan 2025/1/16投稿
Youtube社の日本向け公式X(Twitter)アカウントです。
年始の投稿は少し遅れて2025/1/16に投稿していました。今年の「推し事」をユーザーに質問するかたちで投稿していました。仕事始めの今年の豊富ではなく、質問内容を「推し活」にかけているところも面白く、この投稿にはユーザーから推しているアーティストなどの画像やリプライがついて交流が発生していました。

主要検索エンジン
Yahoo! JAPAN(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @Yahoo_JAPAN_PR
2024/12/31 午前9:35投稿
2025/1/1 午前0:00投稿
2025/1/1 午前8:30投稿
検索エンジン、Yahoo! JAPANの公式X(Twitter)アカウントです。
2024/12/31の年末の投稿は、夕日を背景に新しい干支の巳(へび)が飛び上がる躍動感のあるクリエイティブ画像 を投稿しました。翌日の元旦には雰囲気を変え、かわいらしい土鈴の写真で投稿をしています。異なるテイストのクリエイティブを用いることで、イベント感を高める工夫が見られます。
また、前年に発生した 能登半島地震 に触れ、支援募金を呼びかける投稿も発信しており、社会的なメッセージを届ける姿勢も、企業アカウント運用の参考になるポイントです。

Google Japan(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @googlejapan
2024/12/31 午後6:00 投稿
2024/12/31 午後11:50投稿
2025/1/2 午前9:00
検索エンジン、Google Japanの公式X(Twitter)アカウントです。
年末の夕方には今年最後の検索ワードを「Google検索納め」として今年最後に検索するワードをユーザーに問いかけるユーザー参加型の投稿をしていました。
年越しの時間帯には、Google Androidのキャラクター「ドロイド君」で投稿していました。半角カタカナを用いた投稿文で、ロボットらしい独特の雰囲気を演出したスタイルで、一年の感謝を伝えていました。さらに、元旦には GIFアニメによるおみくじ を投稿。おみくじの内容はすべてGoogleのサービス紹介につながっており、「大吉」が多めのポジティブな構成で、新年のワクワク感を演出しています。

プロスポーツ系
日本相撲協会公式(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @sumokyokai 2025/1/1投稿
日本相撲協会の公式X(Twitter)アカウントです。
元旦に力士のご挨拶動画を投稿していました。動画では先日引退を発表した元照ノ富士が中央に立ち挨拶をしています。土俵での姿が中心の力士たちが、普段着の着物姿で勢ぞろいすることは貴重であり、ファンにとっては嬉しい投稿です。

横浜DeNAベイスターズ(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @ydb_yokohama 2025/1/1投稿
プロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズの公式X(Twitter)アカウントです。
昨年、1998年以来の26年ぶりとなる日本一となった横浜DeNAベイスターズの新年の投稿は、イラスト画像による投稿でした。レトロな感じと水彩画の風合いはとてもお洒落で、SNSの投稿のために準備したことで特別感があります。
この投稿には、ファンからの 優勝を祝うリプライ が多数寄せられ、SNSがファンとの交流の場として活用されている様子がうかがえます。

外食・食品系
鰻の成瀬 (Instagramアカウント)
>>参考: @unagi_naruse
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
うなぎ専門チェーン「鰻の成瀬」の公式Instagramアカウントです。
昨年はリーズナブルな価格と店舗数拡大で話題になっていました。Instagramの運用はシンプルで、主に新店舗の開店のお知らせに焦点を当てた投稿が主にされています。そんな投稿の中でも、年末には昨年のお礼と年始には新年のご挨拶を、うな重を背景にしたシンプルでかつブランドの印象を分かりやすいクリエイティブ画像で投稿していました。

クックハウス「大阪、おかんパン」(Instagramアカウント)
>>参考: @cookhouse_official
2024/12/31投稿
2025/1/2投稿
パン製造販売の株式会社ダイヤの商品ブランド「大阪、おかんパン」の公式Instagramアカウントです。
「おかん」キャラクター とそのパッケージデザインが話題となり、関西土産としても人気を集めています。年末には、「おかん」 と関西弁の挨拶が描かれたクリエイティブ画像を投稿し、ブランドの温かみを感じさせる投稿内容でした。元旦には、年始限定で販売される「干支パン」の写真も紹介され、季節感を演出しています。
定期的にかわいらしいパンの写真をシリーズで投稿するスタイルは、Instagramユーザーの心をつかむ魅力的なコンテンツで、ブランドの認知度向上にも貢献しています。

デルモンテ(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @kikkoman_del
2024/12/27投稿
2025/1/6 午前10:30投稿
2025/1/6 午前11:02投稿
ケチャップをメインとした食品メーカー、日本デルモンテ株式会社の公式X(Twitter)アカウントです。
こちらのアカウントでは、ケチャップの代表的な使い方であるオムライスにケチャップ文字を書いた画像を投稿しています。年始の投稿でも「今年も、ありがトマト」とケチャップで書かれた写真とご挨拶文を投稿していました。お正月も外さずにこの投稿がされたことがフォロワーに喜ばれたと思います。
元旦には、トマトの絵文字をたくさん使って年始のご挨拶と、続けて赤い墨汁で書いた書初めの写真を投稿しています。商品ブランドのイメージが親しみやすくなるような面白い投稿となっています。

ヤマキ(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @yamaki_official
2024/12/27投稿
2025/1/6投稿
かつお節を中心とした調味料メーカー、ヤマキ株式会社の公式X(Twitter)アカウントです。
年末は少し早めの2024/12/27に年越しそばの写真で投稿し、年始はお雑煮の写真と新年のご挨拶文で投稿していました。
商品の特性上、ユーザーの食卓におなじみの調味料を提供しているため、季節を感じるお食事の投稿はブランドイメージにフィットしており、目で見る年末年始を演出していました。

プッチンプリン(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @glico_PPPR
2023/1/1投稿
2024/1/1投稿
2025/1/1投稿
食品メーカー、江崎グリコ株式会社のお菓子ブランド「プッチンプリン」の公式X(Twitter)アカウントです。
季節の年中行事ごとに商品のプリンにトッピングをした写真を投稿しています。お正月にもプリンを鏡餅に模した「#プッチン鏡餅 」の写真でご挨拶投稿していました。この数年、この鏡餅アレンジをしたプリンでの投稿を続けているので、ハッシュタグ「#プッチン鏡餅 」をタップすると歴代の鏡餅にアレンジされたプリンを見ることができます。
常に新しいネタやテーマで投稿する必要はなく、節目の投稿は、毎年同じテーマで投稿を続けることで、 ユーザーに期待感を持たせる 運用が実現されており、SNS運用の参考になります。次回の年始のご挨拶にも期待したいところです。

家電量販店・家電メーカー・PC周辺機器系
サンワダイレクト(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @sanwadirect
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
PC周辺機器製造販売、サンワサプライ株式会社の通販プラットフォーム「サンワダイレクト」の公式X(Twitter)アカウントです。
年末の投稿は非公式キャラクターの「サンワダイレク鳥(とり)」をモチーフに年越しそばのイラスト画像で投稿していました。製品イメージが機械的でスマートなイメージがあるため、手書きイラストは新鮮でした。翌日の元旦では、サンワダイレク鳥(とり) を使った年賀状風のクリエイティブ画像と、絵文字を交えた挨拶文で投稿をしていました。

BRUNO(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @bruno_enjoy
2024/12/30投稿
2025/1/1投稿
インテリア雑貨や企業の企画・製造する、BRUNO(ブルーノ)株式会社の公式X(Twitter)アカウントです。
2024/12/30の年末投稿では、年越しそばの紹介をしていました。投稿文には山口名物の「瓦そば」のレシピを掲載しているWebサイトへのリンクを添えて投稿しています。元旦のご挨拶は、シンプルでスタイリッシュなグリーティングカード風のクリエイティブ動画を使用し、新年の挨拶を投稿していました。シンプルながらも洗練されたビジュアルで、ブルーノらしいセンスを感じさせるデザインでした。

ヨドバシカメラ(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @Yodobashi_X
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
家電量販店チェーンストア、ヨドバシカメラの公式X(Twitter)アカウントです。
通常の投稿は製品情報やそれに伴うキャンペーン情報が多いため、年末年始のイラスト画像による投稿は、雰囲気が変わりやわらかい雰囲気の投稿でした。
どちらの投稿もフリーイラスト素材の「いらすとや」(※)の画像を活用したクリエイティブです。こうした素材を活用することで、運用工数を抑えながらも、季節感を表現した投稿ができる点は参考になります
(※)参考:かわいいフリー素材集 いらすとや

飲料系
UCC上島珈琲(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @UCC_COFFEE
2024/12/27投稿
2025/1/1投稿
コーヒー飲料メーカー、UCC上島珈琲株式会社の公式X(Twitter)アカウントです。
年末の投稿は2024/12/27に、ユーザーに「今年一番飲んだコーヒー」を問いかける内容で、画像はユーザーが回答しやすいように商品に番号を付けて投稿していました。このようなリプライを促進する手法は、SNS運用において参考になる点です。
年始の投稿では、巳(へび) のラテアートが施されたホットドリンクの写真が投稿され、季節に合わせたクリエイティブ画像がおしゃれなコーヒーブランドのイメージを演出しています。

白鶴酒造(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @hakutsuru_sake
2024/12/29投稿
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
酒造メーカー、白鶴酒造株式会社の公式X(Twitter)アカウントです。
年末にむけて2024/12/29の投稿では、定期的に投稿されているお酒にあう食事との写真で投稿しています。投稿文では、お正月だからこその、おせち料理と金箔入りのお酒について紹介しています。
2024/12/31の年末の投稿は、工場のスタッフの集合写真で、この1年の「いいね」などのリアクションにお礼を伝える投稿でした。お酒を造る現場のスタッフの笑顔はとても好印象で、商品や企業に対するメージがさらにアップする投稿でした。また元旦の投稿は社屋の写真での投稿をしており、投稿文にはご挨拶だけでなく白鶴酒造資料館の営業日についてお知らせしています。

ゲーム系
原神(Genshin)(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @Genshin_7
2025/1/1 午後0:03投稿
2025/1/1 午後1:00 投稿
中国のソーシャルゲーム会社、miHoYo開発のゲーム「原神」の公式X(Twitter)アカウントです。 元旦に2投稿していました。毎月発信されるPC・スマホ用の壁紙画像の投稿は、美しいアニメデザインのキャラクターが人気のゲームということもあり、1月の投稿もインプレション数337.3万(2025年1月時点)と高いエンゲージメントを得ていました。
さらに、元旦の投稿では、ユーザーによる二次創作のクリエイティブ画像と合わせて新年のご挨拶投稿をしています。公式アカウントがユーザー生成のUGCを取り上げることで、ファンとの交流を深め、ブランドのファンとの関係強化を進めている企業アカウントの参考にしたいX(Twitter)運用です。

ランドマーク・不動産企業系
あべのハルカス(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @abenoharukas
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
大阪市阿倍野区にある複合商業ビル、あべのハルカスの公式X(Twitter)アカウントです。
大晦日2024/12/31の投稿は、公式キャラクター「あべのべあ」の夕焼けバージョンの赤い姿の写真を使ったクリエイティブ画像で、ユーザーに一年のお礼のご挨拶投稿をしていました。普段はなかなか見られない夕焼けバージョンの赤い「あべのべあ」の写真は特別感がありました。
年始には、天高くそびえ立つあべのハルカスの写真を年賀状のようにアレンジしたクリエイティブ画像で投稿をしています。新年のご挨拶文には中の人の熱意と、ビルの高さとその圧倒的な存在感をうまく取り入れ、視覚的にもインパクトのある投稿となっていました。

三菱地所グループ(X(Twitter)アカウント
>>参考: @mec__group
2024/12/30投稿
2024/12/31 午前0:00投稿
2024/12/31 午後11:00投稿
2025/1/1投稿
総合不動産デベロッパー、三菱地所グループの公式X(Twitter)アカウントです。
年末年始の投稿はクリスマスの2025/12/25から始まり毎日カウントダウン形式でシリーズ投稿していました。投稿文はシンプルでありながら、クリエイティブ画像は朱色で印象的でした。
2024年の辰(たつ)と翌年の巳(へび)の芋版のデザインを感じさせる年賀状テイストのイラストで、年末年始のムードを盛り上げる投稿でした。普段の投稿は都市開発や社会貢献活動のレポートが投稿されているため、年末から年始にかけていつもとは違うシリーズ投稿を企画するのに参考になります。

生活雑貨系
ワッツWatts(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @watts_100
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
100円ショップチェーン、ワッツの公式X(Twitter)アカウントです。
年末の投稿は昨年「いいね」を多く獲得した商品投稿をまとめて紹介していました。一年の振り返りはフォロワーの関心を再び引きつける投稿になります。年始には、同様に動画を活用した年賀状風のご挨拶投稿があり、販売していた商品を使ったお正月の飾り物を美しくレイアウトしています。振り返り投稿で過去に紹介した内容を再度アピールできるチャンスとなり、ユーザーにとっても参考になる情報提供となるので、年末に企画するのもおすすめです。

株式会社いわさき_食品サンプル(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @IWASAKI_SAMPLE
2024/12/31投稿
2025/1/2投稿
食品サンプルメーカー、株式会社いわさきの公式X(Twitter)アカウントです。
年末の投稿は、さまざまな麺類を盛った丼の食品サンプルの写真で投稿していました。実際にはありえない写真だからこそ商品のよさが活かされている投稿です。また投稿文は、一年のお礼と商品の面白味を伝えたいという意気込みのあるものでした。
年始は2025/1/2に、おせち風にレイアウトされたケーキの食品サンプルの写真を投稿しています。ユーザーを楽しませながらも、自社の商品を自然にアピールする投稿スタイルは参考にしたいところです。

研究機関系
国立極地研究所/NIPR(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @kyokuchiken
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
国立極地研究所の公式X(Twitter)アカウントです。
年末の2024/12/31に、南極観測船「しらせ」が昭和基地に接岸する様子を伝える投稿があり、南極での活動のリアルな一面をレポートしていました。続く年始の2025/1/1には、基地近くに現れるかわいらしいペンギンの動画を投稿し、自然の魅力を感じさせる内容でした。日々の研究や活動の紹介に加え、動物や自然現象を取り上げることで、ユーザーに親しみやすさを感じてもらえる運用が光ります。

旅行情報系
北海道じゃらん(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @hokkaido_jalan
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
旅行情報誌の「じゃらん」の北海道に特化した「北海道じゃらん」の公式X(Twitter)アカウントです。
年末の2024/12/31には、ユーザーの1年の疲れを癒すようなリラックスできる写真が投稿され、旅行気分を高める内容となっていました。続く年始の2025/1/1には、巳(へび)年を祝うお正月の置物の写真をシンプルに投稿し、清々しい新年の雰囲気を演出しています。
普段から旅行情報誌ならではの、美しい写真とわかりやすい投稿文の組み合わせの投稿が継続されており、フォロワーに親しみやすく心地よい印象を与えるSNS運用です。

通販系
ZOZOTOWN(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @zozojp
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の公式X(Twitter)アカウントです。
普段はセールや商品紹介、オンラインショップへのリンクを含む投稿スタイルが特徴ですが、年末の2024/12/31と年始の2025/1/1には、公式キャラクター「箱猫マックス」の可愛らしくデザインされたイラスト画像を活用した投稿が行われました。
通常と違うスタイルでの投稿は、セール情報が視覚的に楽しく伝えられ、Webサイトへのリンクも訴求するX(Twitter)カード形式で投稿されています。

Amazon JP(Instagram・X(Twitter)アカウント)
>>参考: Instagramアカウント @amazonjapan
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
>>参考: X(Twitter)アカウント @AmazonJP
2024/12/31投稿
2025/1/1投稿
オンライン通販、ネットサービス企業、Amazonジャパンの公式InstagramとX(Twitter)アカウントです。
年末の2024/12/31には、Amazonの象徴的なロゴがデザインされた配送用ダンボールを、干支の動物たちが橋渡しをしているイラスト画像を投稿していました。翌日の元旦には、今年の干支の巳(へび)が、その荷物を運び進めるイラストで、年始の始まりを祝うストーリー性のあるクリエイティブが披露されました。
InstagramとX(Twitter)で同じクリエイティブ画像を使用し、投稿文については異なるSNS向けにそれぞれの特徴を活かした工夫がされています。X(Twitter)では装飾を加えて視覚的に分かりやすくし、Instagramでは関連するハッシュタグを活用して、各プラットフォームのユーザーに最適化されています。このように同一のクリエイティブを異なるSNS向けにカスタマイズして活用する手法は、効率的な運用方法として参考になります。

神社仏閣系
春日大社(X(Twitter)アカウント)
>>参考: @KASUGASHRINE
2025年1月1日 午前0:25投稿
2025年1月1日 午前5:46投稿
昨年の大河ドラマで話題の藤原氏と関係の深い奈良県にある春日大社の公式X(Twitter)アカウントです。
新年は深夜から投稿が続きました。初太鼓を奏で参拝者を迎える動画での投稿や、早朝に行われる歳元祭という斎行の様子も動画で投稿されていました。新年の投稿はおごそかで伝統的な風物詩を感じさせる神社ならではの投稿でした。一方で、お正月の期間は周辺の交通事情や混み具合もX(Twitter)で発信するなど、親切な情報も投稿していました。

まとめ:年末年始は特別な投稿で区切りをつけ、ユーザーに印象を与えよう
年末年始における企業や団体の公式アカウントの投稿から、以下の傾向が見受けられました。
(1)干支をモチーフにした投稿
お正月に合わせて、干支をテーマにしたクリエイティブな画像を活用した投稿が今年も目立ちました。年始の挨拶として干支を取り入れることで、季節感を強調し、タイムラインが華やかでした。年賀状のような投稿をすることで、季節の変わり目をしっかりと演出できるので干支は画像に取り入れたいところです。
(2)仕事納めと仕事始めに投稿する企業も
SNSのインプレッション数(閲覧数)は、特に大晦日や元旦などの休日に下がる傾向が見られます。企業アカウントによっては、大晦日の12/31や元旦の1/1に投稿を避け、エンゲージメント対策として仕事納めや仕事始めの日に投稿をする企業アカウントも多くなりました。
(3)X(Twitter)とInstagramで同一クリエイティブを活用
同一のクリエイティブを、複数のSNSプラットフォームに投稿する企業が増えています。SNSごとにユーザー層や仕様が異なるため、投稿文やハッシュタグはそれぞれのプラットフォームに最適化しています。リソースを効率的に活用し、広範囲にリーチすることが可能となります。
(4)公式キャラクターを活用した特別デザイン
公式キャラクターを所有するサービスや企業では、お正月仕様の特別デザインを用いた投稿がよく見られます。ファンにとって、キャラクターの特別な姿は親近感を感じさせ、企業のサービス精神を感じられます。こうした投稿はファンとの関係強化につながります。
今年のお正月もたくさんの企業アカウントの投稿を楽しませていただきました。こちらの記事がSNS運用を担当された方の参考になればと思います。
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