海外企業アカウントの「今日は何の日」投稿事例(1月~3月)

ヘッダータイトル画像:海外企業アカウントのモーメントカレンダー投稿事例(1月~3月)

SNS運用を担当していると、海外の企業アカウントは日々どのような投稿をしているのかと気になることがあります。そこで今回は、SNS担当者の皆さんのヒントになるような、「今日は何の日」にちなんで主要SNSのFacebookページや、X(Twitter)、Instagramで投稿している海外企業の事例をご紹介します。

海外の企業アカウントも季節にあわせて投稿を工夫している。

海外の企業アカウントも、自社の商材に合ったイベントや祝日を活用し、キャンペーンなどSNSイベントを実施したりオーガニック投稿をしています。また、業界ごとに特有の記念日もあり、それに合わせた投稿も見られます。ユーザーとの接点を増やすため、画像や投稿文を工夫しながら発信しているのも国内と同じようです。

日本でも「今日は何の日」にちなんだ投稿をする企業アカウントが多く見られますが、海外でも年間を通じた行事や話題のスポーツイベントに合わせた投稿が行われています。

ここからは、海外企業アカウントが季節ごとのイベントに合わせて発信している投稿事例をご紹介します。

1月

Happy new year 1月1日

L.L.Bean (Instagramアカウント)

>>参考:  @L.L.Bean
※下記の投稿は現在削除されています。

アウトドア用品ブランド、L.L.BeanのInstagram(インスタグラム)アカウントです。
普段からおしゃれなアウトドアウェアだけでなく、アウトドアで出向いた先の景色をイメージできるような画像が多く、アウトドア専用コンテツとして楽しめるように運用をしています。

年明け最初の投稿は、アメリカ最東部のアーカディア国立公園の朝日動画で投稿していました。

投稿イメージ:L.L.Bean @llbean (Instagramアカウント)2019年1月投稿より。

Dry January

Budweiser (X(旧:Twitter)アカウント)

>>参考:  @budweiserusa
※下記の投稿は現在削除されています。

アメリカを代表するビールブランド、BudweiserのX(Twitter)アカウントです。
スポンサー契約をしているMLB(野球)や、NBA(バスケットボール)等の情報とからめての投稿をしている一方で、季節ごとに盛り上がるキーワードで投稿もしています。
下記の投稿では「Dry January」というキーワードで投稿しています。ボトルの首をヒモで縛っている画像での投稿です。「Dry January」は年末年始の暴飲暴食シーズン後の1月に禁酒月間をすすめるワードで、SNS上で使われているキーワードです。自社の商材に相反する内容ですが、そのシュールな面白みも彼ららしいと思わせる投稿です。

投稿イメージ:Budweiser、#DryJanuary投稿より。2019年1月投稿より。

National Hot Tea Day 1月12日

LIPTON Tea (X(旧:Twitter)アカウント)

>>参考:  @Lipton

飲料メーカーLIPTON(リプトン)のX(Twitter)アカウントです。
商材にフィットしたホットティーの日だからこその投稿です。またこちらのアカウントでは、一般ユーザーがInstagramで投稿した画像を紹介するかたちで投稿しています。
ユーザー(ファン)の承認欲求を満たしつつ交流する運用の事例といえます。さらに、割引販売してるAmazonへのリンクも掲載し販売ルートとしてもX(Twitter)を活用しています。

投稿イメージ:LIPTON TeaのX(Twitter)アカウント、2019年1月、#NationalHotTeaDayの投稿より。

2月事例

National Pizza Day 2月9日

Domino’s Pizza(X(旧:Twitter)アカウント)

>>参考:  @dominos

日本でも有名なピザチェーンDomino’s Pizza(ドミノピザ)のX(Twitter)アカウントです。
ピザの日に合わせてキャンペーンも実施しているのですが、キャンペーン中というこうともあり2月9日のピザの日が過ぎても、まだまだ祝っています!と投稿しています。商材に合わせたキャンペーンと投稿プランが練られている事例です。

投稿イメージ:Domino’s PizzaのX(Twitter)アカウント#NationalPizzaDayの2019年2月投稿より。

バレンタインデー 2月14日

Oreo(オレオ) Instagram(インスタグラム)

>>参考:  @oreo

お菓子メーカー、ナビスコの主力ブランドOreo(オレオ)のInstagram(インスタグラム)アカウントです。
クリエイティブはシーズンごとにイラストメインにしたり、アメリカで流行っているドラマに合わせた内容で投稿しています。世代に関係なくいつもユーザーのそばあるお菓子のイメージをベースに運用されています。年中行事であるバレンタインデーは、かわいらしいイラストでのクリエイティブで投稿しています。

投稿イメージ:Oreo(オレオ)のInstagram(インスタグラム)アカウント,
2019年バレンタインデー投稿。

RITZ Crackers (X(旧:Twitter)アカウント)

>>参考:  @Ritzcrackers

上記と同じナビスコの主力ブランド、RITZ(リッツ)のX(Twitter)アカウントです。
ここで分かるのは、1企業が商品ブランドごとに複数のSNSで公式アカウントを展開し、それぞれの商品ごとに情報発信ができることが分かります。
さて、RITZは、バレンタインデーとは少しちがう?!お菓子にも思いますが、ここではパーティーも想定したクリエイティブで投稿です。こちらの投稿もまたInstagram上に一般のユーザーが投稿(UGC)したものを紹介しているかたちになります。

投稿イメージ:RITZ Crackers @Ritzcrackers 公式X(Twitter)アカウント、2019年#ValentinesDay投稿より

3月

International Womens Day 3月8日

American Airlines (Facebookページ アカウント)

>>参考:  @AmericanAirlines

アメリカの航空会社の1つ、American Airlines(アメリカンエアライン)のFacebook(フェイスブック)ページです。
国際女性デーでは世界中の人権団体からの投稿も多く、先進国の企業であれば、この日にちなんだ投稿は必要と言えると思います。また、この投稿はAmerican Airlinesで働く世界中の女性スタッフを動画で紹介しており、しっかりクリエイティブを準備したことも分かります。

投稿イメージ:American Airlines @AmericanAirlines(Facebookページ)2019年#InternationalWomensDay投稿より。

GAP Gap Inc. (X(旧:Twitter)アカウント)

>>参考:  @GapInc

アパレル(衣料)ブランドのGAPのX(Twitter)アカウントです。
このGAPのアカウントは広報用として運用されており、グループにおける社会奉仕などの活動状況などのお知らせを投稿しています。 社会的な活動に賛同しているアピールすべく、国際女性デーに自社で働く女性への支援を紹介するWebコンテンツの一部をX(Twitter)で投稿し、Webページへのリンクを添えています。

投稿イメージ:GAPのX(Twitter)アカウント#InternationalWomensDayの2019年アカウントより。

St. Patricks Day (セント・パトリックデー) 3月17日

JCPenney(Facebookページ)

>>参考:  @jcp

アメリカ大手のデパートであるJC Penny(JCペニー)のFacebook(フェイスブック)ページです。
庶民的なデパートチェーンなので、ユーザーの生活にフィットした祝祭日は外さずに投稿しています。 セント・パトリックデーを祝う内容というよりは、販売している衣料品の紹介ですが、とにかくイベントにSNSで絡むということが重要だと感じさせられる投稿です。

投稿イメージ:アメリカ大手のデパートJCペニー:FacebookPressページ#StPatricksDay! (セント・パトリックデー)投稿より

Krispy Kreme Doughnuts(Instagramアカウント)

>>参考:  @krispykreme

日本でもブームを起こしたドーナツチェーンKrispy Kreme Doughnuts(クリスピークリームドーナツ)のInstagram(インスタグラム)アカウントです。
普段は値引きセール期間の告知や期間限定商品の紹介をしていますが、食べたくなるようなドーナツの画像は、商材写真を多く保持している強さを感じます。3月には、セント・パトリックデーのシンボルカラーである緑を活かした期間限定商品のドーナツを無造作にディスプレイした画像で投稿しています。Instagramでビジュアルに特化した商材の情報発信している運用です。

投稿イメージ:ドーナツチェーンKrispy Kreme Doughnuts(クリスピークリームドーナツ)のInstagramアカウント#StPatricksDay! (セント・パトリックデー)、2019年投稿より。

まとめ:海外の企業アカウントもユーザーの日常に寄り添う投稿をしている。

今回は、アメリカの事例を中心にご紹介しました。
合理的なイメージのあるアメリカのビジネスシーンですが、SNSではターゲットユーザーとの交流を深めるために、季節やイベントに合わせた投稿が積極的に行われていることが分かりました。さまざまな海外企業のアカウントを見ていると、その国ならではの年中行事が存在し、それに合わせて各企業が工夫を凝らして発信していることが感じられます。

当記事が、SNS運用担当をするみなさんの参考になれば幸いです。

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